思わず足が止まる街頭調査?! アンケート回収率を飛躍させる10個の秘訣

2018年 12月 07日

街頭アンケートの様子

街中を歩いているとアンケート調査をしている人を一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。アンケート調査は幅広い用途で活用でき、対象者から直接情報を得られるため企業の業績向上などに利用されます。業績を向上させるためには顧客の満足度を高めたり、ニーズを的確に把握したりすることが欠かせません。そのためには街頭調査でのアンケートが役立ちます。

 

ただし、アンケートは誰でも簡単に答えてくれるわけではありませんし、何よりも適切な調査対象選びやエリア選定、質問内容の設定などが必要です。そこでどのようにすれば街頭調査を有意義に活用できるのか、具体的なポイントをご紹介します。

 

 

■準備編:ターゲットの選定


打ち合わせ会議

アンケート調査をする前には準備することが多くあります。効率よく必要なデータを収集するためには、ターゲットの選定やエリアの選別などを明確にしましょう。

 

1.調査理由の明確化


まずはアンケート調査の目的を明確にします。誰にどのような質問をするのか、的確でなければ成果が出ないからです。

 

たとえば顧客満足度を高めるためなのか新規商品開発のためなのか、あるいは商品改善に必要な課題探しなのかなどを明確にします。目的が明確になれば、質問すべき内容も的確に設定できるでしょう。

 

2.調査対象者の条件


調査目的を明確にしたら、どのような対象者にアンケートを実施すればよいかがわかります。ここで対象者を間違えると、調査結果を目的のために役立てることができません。

 

たとえば洋服の品ぞろえを見直すための調査であれば、お店で用意するファッションに合わせた年齢に絞り込むとよいです。若い女性向けのファッションについて、年齢層の高いターゲットに調査しても意味がありません。

 

3.調査エリア


調査対象を明確にしたら、どのエリアでアンケートを実施するのかを決めます。たとえば飲食店の売上を増やすための調査であれば、お店から半径何キロ以内というように範囲を限定。ネット販売で全国的に商品を売るのであれば、対象エリアは日本全国になります。

 

エリアを限定したら、場合によってはアンケート実施に事前準備を求められることがあります。たとえば公道では道路使用許可が必要です。道路を管轄する警察署に申請を出しますが、許可がおりるまで日数がかかることも留意しましょう。

 

4.サンプル数の算出


アンケートはむやみに多くの人に対して行えばよいわけではありません。アンケートに必要な調査結果の数を設定します。調査費用もそれなりにかかりますし、時間もかかります。

 

かといってサンプル数が少ないと、正確なデータ収集ができません。サンプル数が適正なものであれば、その調査結果は対象全体にほぼ当てはまると考えられます。誤差範囲の設定によっては、必要なサンプル数はさらに変わります。

 

適切なサンプル数を計算するためには、最初に「母集団の人数」を設定しましょう。母集団とは、大元となる全体の数のことです。たとえば20代女性のファッションについて調べるなら、母集団は全国で何万人という形で算出できます。サンプル数の計算方法も公式がありますが、たとえば誤差範囲±5%以内とすると1,000人の母集団では285人、10,000人なら385人というように計算が可能です。

 

■実践編:アンケート回収率をアップ


街頭調査

ターゲット対象と調査エリア、必要なサンプル数が決まれば、実際に調査を開始します。ここで課題になるのが、いかにして必要なサンプル数を集めるかということです。街頭調査は無作為に通行人に声を掛けるものですが、大抵は断られます。そこでアンケート回収率を高めるポイントについてご紹介します。

 

1.アンケート目的の提示


街頭調査を断られるのは、回答者にとって労力に見合うメリットが少ないからです。そのうえで回答率を高めるためには、警戒心をとって安心感を与えるようにします。

 

最初の声掛けが「ちょっといいですか」では、内容がわからないために警戒心を与えます。アンケートの目的を明確にして、自分の回答がどんな役に立つのかを理解してもらうようにしましょう。

 

2.気軽にできるアンケート内容


次に労力をかけずに回答してもらえることをアピールします。心理的な敷居を低くすることで、気軽に答えてくれるからです。そのためには匿名で構わない点を伝えたり、質問内容を簡単にしたりするとよいでしょう。聞くべき内容を確保したうえで、回答しやすい形にアンケート内容をまとめておきます。

 

3.声を掛ける時のテクニック


アンケートで答えてもらうためにはタイミングも大事です。身構えてしまうことがないように、時間をかけず端的に目的を伝えて回答をお願いします。前置きが長いと面倒だと思われますし、答えやすい質問を先にするとよいでしょう。

 

回答時間がかからないことも、最初に伝えましょう。アンケート用紙を見せて質問項目を見てもらえば、実際に手間はとらないことを把握してもらえます。

 

■集計編:調べた情報をみんなにシェア


打ち合わせ会議

アンケートは回答をもらえば終わりではありません。それをデータ化して分析しやすいように加工する作業があります。そのために必要なポイントをご紹介します。

 

1.数値化しやすいアンケート項目の設定


アンケートを回収したあとの分析がしやすいように、質問内容の項目には注意しましょう。回答者それぞれが自由な記述をすると、あとでまとめるのが面倒になります。

 

そこでアンケート項目は数値化しやすいように、選択式やYes・No形式にしておくと便利です。もちろん回答内容が偏ることのないように、選択肢の設定には注意しましょう。

 

2.集計データにあわせたグラフ選び


集めた調査結果を分析する時は、どのようにデータを加工するかも大事です。視覚的に理解しやすいようにグラフ化するのはよいことですが、割合を分析するなら円グラフ、数値そのものを比較するなら棒グラフと目的に応じて使い分けましょう。

 

3.レポート作成して社内にシェア


アンケートで集計したデータを分析しグラフ化したら、レポートにして社内でシェアします。データを必要とする部署ですぐに活用できるようにするわけです。

 

パワーポイントでレポートを作成する際には、いくつかのポイントを押さえておきましょう。ひと目で内容を把握し、理解できるように工夫するためです。パワーポイント作成の詳細はこちら

 

まずスライド1つには伝えるべきメッセージを1つに絞り、見やすく理解しやすいように装飾は控えます。調査結果のグラフも簡潔にして頭にすんなり入り込むようにしましょう。

 

レイアウトも統一することが大事です。文字の大きさや図形の大きさ、位置も統一すると見やすくなります。ベースカラーは白など淡い色で、基本となるメインカラーを定めたうえで強調すべき部分のみアクセントカラーを使いましょう。メリハリをつけることで大事なメッセージがスムーズに伝わります。

 

レポートはアンケートの集計結果をまとめるだけではなく、それを基にどのようなアクションを起こすべきなのかを導くことが大事です。最初の目的を達成するために、どのような改善をするのか、商品開発に生かすのかを伝えるようにします。

 

企業によってレポートはあらゆる部署で共有されるので、誰が見ても理解できるように記述表現などを注意して作成しましょう。

 

■街頭調査をするうえで


街頭調査はいかに準備をしっかりしておくかによって、その結果が役立つか否かが決まります。さらにアンケートを実施する際にも回答率を高めるためのコツがありますし、その回答内容をレポートにするために必要なテクニックもあります。

 

このように下準備には時間がかかるので、作業スペースや街頭調査の拠点として貸し会議室を利用すると便利です。またレポートを発表する場としても利用できるので、収容人数に応じたスペースを確保しておくとよいでしょう。

 

エッサム神田ホールでは、街頭調査に最適な貸し会議室を豊富にご用意しております。ご不明点がございましたらお気軽にご相談くださいね。